4月の勉強会は、摂食嚥下機能についてでした。
人はどのようにして物を「食べる」のか、
そのメカニズムについて、リハビリ職員より解説していただきました。
誤嚥を繰り返すことで発症してしまう誤嚥性肺炎はとてもリスクの高い病気です。
嚥下機能が低下していくご高齢の方に、どのようにして飲み込んでもらうか、
食事環境や、実際に食事介助をする際の注意点などについて学びました。
もし気管に食べ物が入ってむせた場合、飲み物を飲んで落ち着いてもらおうとするのは危険です。
それによって誤嚥してしまう可能性もあるので、むせた際は収まるまで咳を出すことが必要です。
むせは、誤嚥から体を守るための生理的な防御反応です。無理に抑えないようにしましょう。
また背中を叩くことも、咳をするタイミングがずれてしまうため、控えるようにすると良いです。
このような身体の機能はご年齢とともに低下していくものです。うぐいす園のご利用者様には、
お体の状態に合わせた食事の柔らかさ、大きさで召し上がっていただいています。
今後も、ご利用者様やご家族様へ安心のできる食事の提供を行っていきます。