認知症の基礎について学びました

 

1月の勉強会は、認知症の基礎についてでした。 計23ページにわたるレジュメ資料を使い、介護職員による勉強会を行いました。

今回の参加者は15名ほど。就業後ですが、他の職員も真剣に講義を聞いています。

(写真)

 

皆様は認知症の種類をどれほどご存じでしょうか。

「アルツハイマー型」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」

この4つの認知症が、四大認知症と呼ばれるものです。

一番多いのがアルツハイマー型認知症で、認知症の割合において60%以上を占めています。

特徴としては女性の患者が多く、脳に不要なたんぱく質がたまってしまうことで発症します。 

二番目に多いのが脳血管性認知症。全体の20%弱の割合を占めています。

脳血管性認知症の原因は主に生活習慣病となっています。

脳血管性認知症を予防するためには 生活習慣病を予防していくことが必要になります。

三番目に多いのがレビー小体型認知症。物忘れや理解力の低下のほかにも「幻視」の症状がみられるようになります。

男性の発症率は女性の二倍と言われており、男性に多い認知症となっています。

「レビー小体」とは、脳の神経細胞にできる特殊なたんぱく質のことで、それらが集まり神経を破壊してしまいます。 

最後に、四番目に多いのが前頭側頭型認知症になります。 前頭側頭型認知症は認知症の中で唯一難病指定を受けています。

進行は年単位でゆっくりと進んでいきますが、次第に体が動かなくなり、 寝たきりになることもあります。

人の声や動きに敏感になるため、刺激が少なく、静かな環境を整えることもケアとして必要になります。

 

認知症ケアは、認知症についての知識がなければ正しく行うことができません。

認知症状の進行を抑えるためには、薬だけではなく、認知症への理解と適切なケアを行うことも大切になります。

認知症状は必ずしもワンパターンではなく、人によって様々な症状が生じます。

私たちも利用者様それぞれに寄り添った適切なケアをしていけるよう、日々学びと実践を繰り返していきます。

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