第9回うぐいす勉強会は、拘束対策委員会による「拘束・虐待防止」について。
まず15分程の勉強会用の動画を閲覧し、その後グループワーク用の事例を見ながら意見を書いていきます。
2つのグループに別れ、今度は事例について意見交換していきます。
今回の事例は、トイレの訴えが頻回の認知症の方にスピーチロックが行われてしまっている場合の対応について。
「スピーチロック」という言葉は、「言葉による拘束」とも言い換えられ、
高齢者の方へ対する心理的虐待にも繋がる恐れのある行動です。
他の業務で忙しい際に、利用者の方に声を掛けられるとつい「ちょっと待って」と発してしまうかもしません。
そう言われた認知症高齢者の方は、どのぐらい待てば良いのか、トイレには行かせてもらえないのかと感じるでしょう。
忙しいとき、心の余裕が少ないとき。介護現場のスタッフはどのように声かけをしたら良いでしょうか。
職員に求められる対応、ケアチームや施設に求められる対応をそれぞれ話し合います。
事例に答えはないですが、それぞれの視点で、職員個人のするべき対応、職員にチームがするべき対応、
感情コントロールの方法や、環境づくりなど出た案はさまざまでした。
入所者の方の暮らしをよりよくするために、スタッフ一同、日々勉強を怠らず、精進してまいります。
次回第10回うぐいす勉強会は、介護職チームの「認知症」についてです。